生前整理の必要性・メリット・進め方|自分でできないなら遺品整理士認定協会へ!
生前整理とは、生きている元気な間に身の回りの片づけをおこなうことです。そんな生前整理をおこなうことは、家族などの周りの人、また自分にもいいことばかり。そのため、ぜひやっていただくことがおすすめです。
この記事ではそんな生前整理について、具体的な必要性やメリット、また進め方などをご紹介していきます。
ただ、自分で生前整理をおこなうのはなかなかに大変です。またそもそも、体力的に余裕がない、介護施設に入居するなどの理由から、自分でやるのは難しいという方もいるでしょう。
そこでおすすめしたいのが、我々遺品整理士認定協会をご利用いただくこと。弊協会では、遺品整理に加え生前整理のプロの業者もご紹介することができます。ご相談とお見積もりは無料となっているので、まずは一度お気軽にお問い合わせください。
1.生前整理は終活のひとつ|遺品整理や老前整理とは違う
生前整理というのは簡単にいうと、生きている元気な間に身の回りの片づけをすることです。終活という言葉もありますが、基本的にはこれと同じ意味になります。
なお、似たような言葉として遺品整理や老前整理がありますが、これらとは別物です。以下で確認してみましょう。
生前整理・遺品整理・老前整理の違い | |
生前整理 | 生きている元気な間に身の回りの片づけをすること |
老前整理 | 老いてきたら身の回りの片づけをすること |
遺品整理 | 亡くなった後に遺された人、家族などが身の回りの片づけをすること |
このように生前整理は、遺品整理や老前整理と比べるとおこなうタイミングが異なるのです。ちなみに遺品整理に関しては、おこなうのが自分ではないということが大きく異なりますね。
つまり生前整理というのは、自分の体が動くうちに終末のときに備えて身の回りの片づけをしておくということなのです。
生前整理を自分でできないなら業者へ→遺品整理士認定協会に相談
生前整理をおこなおうと思っても、何から手をつけていいのかわからない、そもそも何をすればいいのかわからないという方もいるでしょう。
また以下のような理由から、自分では生前整理をおこなうことができないという方もいるのではないでしょうか。
体力的に余裕がない
身の回りの物の量が多い
など
そんなときは、むりをせずに業者へ依頼することがおすすめです。なかでも我々遺品整理士認定協会であれば、遺品整理に加え生前整理のプロの業者もご紹介することができます。
弊協会は、近年需要が高まっている遺品整理や生前整理について、この業界を健康に育てるために発足した一般社団法人です。そんな弊協会では、遺品整理士という業界のプロを証明する資格を持つ業者を厳選してご紹介することができます。
そのため、しっかりと寄り添った生前整理をおこなうことが可能です。
また、料金についても無料で相見積もりを取っていただくことができます。そのため、優良遺品整理業者のなかでも安くご依頼をいただくことができるのです。
ちなみに、生前整理を業者へ依頼する際の費用相場は以下のようになっていますので、参考にしてみてくださいね。
家や部屋の広さ(間取り) | 費用相場 |
1K | 36,012円~ |
1DK | 57,520円~ |
1LDK | 79,821円~ |
2DK | 106,798円~ |
2LDK | 132,694円~ |
3DK | 159,137円~ |
3LDK | 183,433円~ |
4LDK | 230,228円~ |
※引用:https://m-ihinseiri.jp/partners/service-2/
弊協会へのご相談とお見積もりは無料です。そのため、まずは一度お気軽にお問い合わせください。
なお、遺品整理業者が対応してくれるサービスは生前整理だけではありません。そんな対応サービスについては、「遺品整理業者は遺品整理士認定協会で依頼|選び方や費用相場&片付けや特殊清掃など対応サービスについて」でご紹介しています。遺品整理業者を利用するメリットや選び方などについても詳しく触れていますので、ぜひあわせてご覧ください。
家族の方へ
本人が生前整理を以下のような理由でできないという状況においては、家族の方が代わりにおこなおうと考えることが多いです。
介護施設に入居する
病気で入院する
高齢になって正確な判断ができない
など
しかし、これは非常に大変となることが考えられます。
なぜなら、
・物の量や慣れにもよるが、作業は1日~数日で終わらない
・一緒に暮らしていなくて足を運ぶ必要があるならさらに時間がかかり、体力的にもきつい
・そもそもおこなうのが本人ではないため、勝手がわからない
、といった理由があるため。
このように、生前整理を本人の代わりに家族がおこなうというのは非常に大変となることが考えられます。そのためこのような状況に関しても、まずは一度我々遺品整理士認定協会へご相談いただくことがおすすめです。
家族の方でも、弊協会へのお問い合わせとお見積もりは無料となっているので、ぜひお気軽にご利用ください。
最近では30代や40代から始める人も増えている
生前整理は生きている元気な間に、終末のときに備えて身の回りの片づけをしておくことです。そのため、高齢になってから始めることというイメージを持っている方も多いでしょう。
しかし、最近では30代や40代といった若い世代から始める方が増えているのです。
これは、30代や40代で自分の親が亡くなるという経験をすることが多いことが理由のひとつといえるでしょう※。そこで、自分が亡くなった場合のことを考えて、生前整理を意識し始めるのです。
ただ、意識し始めるのが早すぎるのではないかと思われる方も多いかもしれませんね。しかし、人はいつ命を落とすかわかりません。
そのため、自分が亡くなった後のことを考えて、身の回りの片づけをするということには、早すぎるということはないのです。
2.生前整理の必要性①遺された人にメリットがある
生前整理は、終末のときに備えて生きている元気な間に身の回りの片づけをすることです。では、なぜこのように生前整理をおこなう必要があるのでしょうか。
この必要性のひとつには、遺された人、つまり家族などのためということがあげられます。
遺品整理の負担を減らせる
もし生前整理をしなかったら、自分の残した物がどうなってしまうのかを考えてみましょう。結論からいうと、それらの物は遺された人、つまり家族などが遺品整理をすることになります。
ただ、この遺品整理というのが非常に大変な作業なのです。
遺品整理をおこなう上ではまず、何が残すべき必要な物なのか、処分してもいい不用品なのかを分類します。そして不用品に関しては、それぞれに適した方法で処分しなければいけません。
この処分に関しては、ごみとして捨てるのであれば分別が必要です。また、依頼して回収してもらうなら業者を手配する必要があります。
なお、上記のことはあくまでも遺品整理の一部であり、他にも遺された人、家族などがやらなければいけないことは多くあります。このことからもわかるように、遺品整理というのは非常に大変なのです。
しかし生前整理をしっかりおこない、自分で身の回りの片づけをしておけば、遺品整理の負担を減らすことができます。つまり、遺された人、家族などにとって大きなメリットとなるのです。
財産の明確化で相続争いのリスクを減らせる
生前整理をおこなっておくことは、身の回りの物、つまり財産を明確にしておくことでもあります。
先ほどもお伝えしたように、自分が亡くなった後は遺された人、家族などが遺品整理をおこないます。なおその後は、財産分割のためにどのような物があるのかを明確にしなければいけません。
ただ、この財産の明確化も大変な作業なのです。
しかし、これを生前整理としてあらかじめおこなっておくことで、その負担を減らすことができます。また、このように財産を明確化しておくことは、相続争いのリスクを減らすことにもなるのです。
財産が明確でない状況においては、相続する側からすると、他にもまだ何かあるのではないかといった疑いを持ってしまうことがあります。その結果、相続争いに発展してしまうことも。
しかし、事前に生前整理をおこない財産を明確化しておくことで、この相続争いへの発展を防ぐことができるのです。このように、財産を明確にして相続争いのリスクを減らすことも、遺された人、家族などにとってメリットとなるでしょう。
もしものときに困らない
生前整理をおこない身の回りの片づけをしておくことは、いざというときに遺された人、家族などが困らずに済むということもメリットとしてあげられます。
たとえば、自分が病気で入院をすることになったとしましょう。このとき、すでに服用している薬や持病の情報などをすぐに伝えることができれば、スムーズに対応することができます。
またこれは、亡くなった後のことについてもいえることです。葬儀などについてあらかじめどのようにしてほしいのかといったことを伝えておくことで、遺された人、家族などが困らずに済みます。
このように、生前整理をおこない身の回りの片づけをしておくことで、万が一何か起こったときに遺された人、家族などが困らずに対応をすることができるのです。
3.生前整理の必要性②自分にとってメリットがある
生前整理の必要性として、先ほどは遺された人、家族などのためということについて触れました。なお生前整理の必要性としては、自分自身のためということもあげられるのです。
残りの人生を快適に過ごせる
すでにお伝えしているように、生前整理は生きている元気な間に身の回りの片づけをしておくことです。これによってまず、残りの人生を快適に過ごせるということが、自分にとってのメリットとしてあげられるでしょう。
生前整理というのは単に身の回りを片づけるということではなく、人生において必要なものとそうでないものを仕分ける作業でもあります。つまり、これからの人生をどのように生きるのかを選ぶということ。
そこで必要なものだけを残して、身の回りをシンプルにすることで、よりいい人生にすることができるのです。
お葬式や財産など死後の希望を叶えられる
生前整理は単に身の回りの片づけをするというだけではなく、自分が亡くなった後の希望を伝えるためのものでもあります。
亡くなった後は、自分のお葬式がおこなわれ、財産が相続されることになるでしょう。
たとえばこれらについて、生前整理にて遺言書やエンディングノートを作成することで、自分がどのようにしたいのかを伝えることができるのです。また生前整理をおこなうことで、自分がそもそもどのようにしてほしいのかに気づけるということもあります。
このように、亡くなった後の希望を叶えられるということも、自分にとってのメリットなのです。
4.生前整理の進め方
いざ生前整理をおこなおうと思っても、具体的にどのような進め方でおこなえばいいのかわからないという方も多いです。そこでここでは、そんな生前整理のやり方についてご紹介していきます。
なお、先に以下の大まかな流れを頭に入れた上で、詳しくそれぞれを確認していきましょう。
①必要な物と不要な物に分類する
②財産目録を作成する
③遺言状・エンディングノートを作成する
①必要な物と不要な物に分類する
まず生前整理の最初のステップは、必要な物と不用品とに分類をするという作業です。
なおすでにお伝えしているように、残っている物の量が多ければ多いほど、亡くなった後の遺された人、つまり家族などがおこなう遺品整理の負担は大きくなってしまいます。そのため不用品と判断した物に関しては、分類した後に処分するようにしましょう。
しかしなかには、まだ使えるかもしれないという物やいつか使うかもしれないという物もあるかもしれませんね。ただこのようにまだ使える、いつかは使うといった物は、結局その後使われることがないというケースが多いです。
そのためこのような物に関しては、思い切って不用品として処分してしまいましょう。
先ほどもお伝えしましたが、結局最後は遺された人、家族などがそれらの物の対応をしなければならなくなります。この視点を持って作業をおこなえば、スムーズに必要な物と不要な物との分類、そして処分をおこなうことはできるはずです。
片づけのコツ
先ほど遺された人、家族などの視点になって必要な物と不要な物の分類をするということをお伝えしましましたが、それでもなかなか作業が進まないということもあるでしょう。そんなときは、以下のコツを参考にしてみてください。
一気にすべてやろうとしない
とくに思い出のない物から手をつける
処分できない物は期間を決める
まず生前整理で物を片づける上では、一気にやろうとしないようにすることがポイントです。
すべてをまとめておこなおうとすると、どうしてもストレスが大きくなり、長くは続きません。そのため、負担のかからない範囲で少しずつおこなうのがコツです。
またストレスや負担について、思い出のない物から手をつけ始めるというのもコツとなります。
思い出の物、また思い入れのある物から手をつけ始めると、これもなかなか作業が進みません。そのため、まずは日用品などを対象に進めてみてはいかがでしょうか。
なお片づけを進めるなかで、不用品かもしれないけどやっぱりどうしても処分できないという物もあるでしょう。
そのような物に関しては、期間を決めていったん保管することもおすすめです。その期間が経過したときに、もう一度見直してみてください。そこで不要な物と思えるのであれば、そのタイミングで処分すればいいでしょう。
②財産目録を作成する
次におこなうのは、財産に関してのステップとなります。具体的にいうと、財産目録の作成です。
財産目録というのは簡単にいうと、財産の一覧表のようなもの。
先ほどもお伝えしましたが、自分が亡くなった後は相続が発生します。しかしこれをおこなう上では、どのような物が財産としてあるのかが明確になっていなければいけません。
それをあらかじめ自分自身でおこなっておくのが、この財産目録の作成となります。
なお、財産目録の作成は法律で義務づけられているものではありません。そのため、必ずおこなわなければいけないわけではないのです。
しかし財産目録を作成しておくことは、すでにお伝えしているように財産を明確にすることができ、これにより相続争いのリスクを減らすことにもなります。このように遺された人、家族などの負担を大きく減らすことができるため、作成しておくことがおすすめです。
財産目録で整理する項目例
財産目録に具体的に含まれる代表的な項目は、以下のとおりです。何を整理すればいいのかの参考にしてみてください。
財産目録で整理する項目 | |
資産 |
建物 土地 現金 預貯金 車 美術品 骨董品 有価証券 宝石 など |
負債 |
借金 未払いの税金 など |
ちなみに上記の表からもわかるように、財産目録にはマイナスの財産も含んで整理されます。なおこれによって、遺された人、家族などが財産をどのように扱うのかを決めるための判断材料となるということもメリットといえるでしょう。
③遺言書・エンディングノートを作成する
生前整理の最後のステップとなるのが、遺言書とエンディングノートの作成です。
いずれも、自分が亡くなった後の希望を伝えるために作成するものになります。しかし、これらは全くの別物となるため、それぞれ確認していきましょう。
遺言書
遺言書は、とりわけ財産をどうしたいかという希望を伝える上で作成されるものです。
なお先にお伝えしておくと、遺言というのは必ず残さなければいけないわけではありません。そのため、財産に関してこうしてほしいという希望がないのであれば、作成しなくても大丈夫です。
ただその場合、財産は民法に従って相続されることになります。もしそうではなく、お世話になった人に財産を引き継ぎたい、この人にこの財産を引き継ぎたいといった希望がある場合には、遺言書を作成しなければいけません。
遺言書の作成方法としては、大きく以下の3種類があります。
自筆証書遺言
→自分で作成
秘密証書遺言
→内容は誰にも公開せず遺言があることだけを公証人に証明してもらう
公正証書遺言
→内容を聞いて公証人が作成する
なお遺言書は、法的効力を持つということが特徴です。しかしその効力をしっかり持たせるためには、遺言書を正しく作成することが大切となります。
そのため、自分の希望をしっかりと残したいという場合には、専門の弁護士や公証役場のもと遺言書を作成するのがいいでしょう。
エンディングノート
遺言書と同じというイメージを持たれている方の多いエンディングノートですが、これはそもそも法的効力を持たないということからも異なるものです。
とはいえ先ほどもお伝えしましたが、亡くなった後の自分の希望を残すものという意味では遺言書と変わりはありません。つまりエンディングノートというのは、法的効力はないものの、遺された人、家族などに対して希望を伝えるメッセージというものなのです。
ちなみに、書く内容に関して決まりはありません。また書式などにもルールはないため、自由に作成することができます。どのようなことが書かれるのか気になる方は、以下を参考にしてみてください。
臓器提供について
葬儀について
亡くなったことを伝えてほしい人について
お墓について
など
なお先ほどもお伝えしたように、エンディングノートには法的効力はありません。そのため、自分の希望を書いたとしても、遺された人、家族などがその内容に実際に従ってくれるとは限らないということは覚えておくようにしましょう。
5.まとめ
本記事では生前整理について、まずその必要性やメリットを解説しました。そのなかで、実際にやっておこうと思われた方も多いのではないでしょうか。
ただ、生前整理は自分でおこなうのは大変です。また体力的に余裕がない、介護施設に入居するなどの理由から自分でできない方もいるでしょう。そこでおすすめなのが、我々遺品整理士認定協会をご利用いただくことです。
プロの業者をご紹介できることに加え、ご相談とお見積もりは無料となっているので、ぜひお気軽にお問い合わせください。
なお、自分で生前整理をおこなうという方もいるかもしれませんね。その際には、本記事でご紹介した内容をぜひ参考にしてみてくださいね。
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