遺品整理士の年収はいくらか|正社員・アルバイト・独立開業別でご紹介!資格の取得方法も解説します!
遺品整理士になろうと考えたとき、どれくらいの給料がもらえるのかが気になるという方も多いのではないでしょうか。そこで本記事では、遺品整理士の年収についてご紹介していきます。
また他にも遺品整理士の将来性や仕事内容など、働く上で気になる情報もまとめてご紹介していくので、これから目指そうと考えている方はぜひ参考にしてみてくださいね。なお遺品整理士になるためには、私たち遺品整理士認定協会で資格を取得する必要があります。そこで弊協会での資格認定までの流れについても解説していきますので、この点もしっかり確認していきましょう。
1.遺品整理士の年収はいくら?
それでは早速、皆さんが気になっている遺品整理士の年収についてご紹介していきます。なお結論からいうと、じつは遺品整理士の給料は比較的高い傾向にあるのです。
正社員&アルバイト&独立開業の給料相場
遺品整理士の給料は雇用形態などによって異なってくるため、ここでは正社員・アルバイト・独立開業とわけて確認していきましょう。
【正社員】
まずは、正社員としての遺品整理士の場合からご紹介していきます。遺品整理士の正社員の給料の相場は、以下のとおりです。
正社員としての遺品整理士の給料 | |
月収 | 約17万円~約40万円(賞与含まず) |
※求人20件を調べての平均値です。変動することがあります。
正社員としての遺品整理士の給料を月収で見てみると、約17万円~約40万円となっています。単純にこれを年収として考えた場合は、約200万円~約500万円となりますね。
なおこれは求人情報のデータとなりますので、あくまでも初任給です。そのため勤続年数が増えるごとに、600万円、700万円と年収は上がっていくことが考えられます。
ではこの給料は高い方なのか低い方なのか、国税庁の平成30年分民間給与実態統計調査結果を見て確認してみましょう。それが以下のとおりです。
平成30年分民間給与実態統計調査結果 | |
正規雇用者平均年収 | 504万円 |
上記のように国税庁のデータによると、平成30年という1年における正規雇用者の平均年収は504万円となっています。これと比較してみると…長期的に見れば正社員としての遺品整理士の給料は比較的高いといえるのではないでしょうか。
【アルバイト】
次にアルバイトとしての遺品整理士の給料についてですが、これは基本的に時給で算出されます。実際の給料としては、以下のとおりです。
地域 | 時給 | 最低賃金 |
東京都 | 約1,200円~ | 1,013円 |
埼玉県 | 約980円~ | 926円 |
千葉県 | 約1,200円~ | 923円 |
大阪府 | 約1,000円~ | 964円 |
※求人20件を調べての平均値です。変動することがあります。
アルバイトとしての給料に関しては、上記のように地域によって差が生じます。ただ、最低賃金よりは高くなっていることが多いです。
遺品整理という少々特殊な仕事であることから、やや高い設定であるといえるでしょう。なお、場合によっては日給で算出されるところもあります。
【独立開業】
遺品整理業として独立開業をする場合の給料に関してですが、これは結論からいうと場合によります。というのも、完全に個人でおこなう場合やエリア展開しておこなうといった場合があるため。そのためこの場合の遺品整理士の年収というのは、ピンキリとなります。
なお独立開業して遺品整理業をおこなう場合は、どれだけの仕事を受注できるかということが大きく影響してきます。コンスタントに仕事の受注ができるようになりうまく業務を回すことができるようになれば、それなりの給料を手にすることはできるでしょう。
収入面における将来性&安定性
ここまでで遺品整理士の給料に関しては、比較的高いということはわかっていただけたのではないでしょうか。なおこれから遺品整理士になろうと考えている方にとっては、今よりも今後が気になるという方も多いはず。
ただ、収入面における将来性に関しても遺品整理士の安定性は高いといえるのです。というのも、遺品整理の需要は今後も増加することが予想されるため。まずは以下の表をご覧ください。
【これまでの高齢者人口及び割合の推移】
年次 | 65歳以上の人数 | 65歳以上の割合 |
2000年 | 2204万人 | 17.4% |
2005年 | 2576万人 | 20.2% |
2018年 | 3557万人 | 28.1% |
【これからの高齢者人口及び割合の推移予想】
年次 | 65歳以上の人数 | 65歳以上の割合 |
2025年 | 3677万人 | 30.0% |
2035年 | 3782万人 | 32.8% |
2040年 | 3921万人 | 35.3% |
※参考:総務省統計局:https://www.stat.go.jp/data/topics/topi1131.html
現在日本社会で高齢化が進んでいることはご存知でしょう。なおこれは上記の表からもわかるように、今後もさらに加速していくことが予想されているのです。
そしてこれに加えて核家族化も進んでいます。つまりこれらが意味するのは、単に亡くなる高齢者が増加するというだけでなく、1人で亡くなってしまうケースが増加するということ。
そうなると、亡くなった人の息子娘などが離れて住んでいて遺品整理を自分たちでおこなえないというケースが出てくることが考えられます。また離れて住んでいることから亡くなっていたことに気づかない、つまり孤独死というケースもあるでしょう。そうなると、ますます自分たちでは手がつけられないということになってしまいます。
こういった事情からも、遺品整理の需要は今後も増加していくことが考えられるのです。そのため遺品整理士の収入面における将来性に関しても、ある程度高い安定性を維持し続けられることが予想されます。
2.遺品整理士認定協会での資格取得までの流れ
ここまで遺品整理士の年収についてを中心に見てきましたが、より一層目指したいと感じた方も多いのではないでしょうか。なお冒頭でもお伝えしたとおり、遺品整理士になるためには資格の取得が必要です。そこでここでは、そんな遺品整理士資格の取得方法をご紹介していきます。
なおそもそも遺品整理士資格というものは、私たち遺品整理士認定協会が業界の健全化や水準向上のために設定したものです。そのため弊協会が認定している資格となります。つまり、遺品整理士資格の取得は弊協会にておこなっていただくということ。
弊協会の目的、遺品整理士の目的などはこちらの「遺品整理士とは|資格取得のメリット・申し込み~認定までの流れ&仕事内容・将来性について解説」で解説しています。
弊協会ならびに、遺品整理士をより深く知りたい方は合わせてご参照ください。
それでは以下から実際の資格取得までの流れを確認していきましょう。
①申し込み
まずは弊協会にてお申し込みをしていただきます。以下のように、お電話もしくは専用フォームからお申し込みをいただくことが可能です。
電話:0123-42-0528
この資格には実務経験を問うこともないため、基本的には誰でもお申し込みをいただくことが可能となっています。なおお申し込みには以下の費用が必要となるため、この点は覚えておいてくださいね。
費用 | |
入会金 | 25,000円 |
会費 | 7,000円(2年有効) |
②教材到着・学習開始・課題レポート提出
お申し込みが完了したら、学習に使用する教材が届きます。
教本
資料集
DVD
問題集
これらの教材を利用して、遺品整理業に関する法律や供養という視点で取り組む姿勢などについて学んでいただきます。そして学習が完了したら、次は認定試験です。
上記の教材一覧の問題集に沿って課題レポートをおこなっていただくことが、認定試験となります。そしてこれを弊協会にWebもしくは郵送で送っていただければ、残すは合否通知を待つのみとなります。
③合格通知
認定試験が完了してから合否通知までは、約2か月という期間を要します。合格となった場合は認定手続きをおこなうことで、認定証書を手にすることが可能です。
遺品整理士資格認定までの流れとしては以上となります。資格取得をご希望の方は、まずは弊協会へのお電話もしくは専用フォームよりお申し込みください。
3.そもそも遺品整理業に資格は必要なのか?
遺品整理士になろうと考えている方は、いろいろ調べているなかで資格がなくても業務をおこなうことができるという情報を目にしたり耳にしたりすることがあるかもしれませんね。じつはこれ、正解なのです。
そこでここで、では遺品整理士資格を取得する意味はあるのかと疑問を抱く方も多いでしょう。なお遺品整理士資格を取得することには、非常に大きなメリットがあるのです。それが以下のようなもの。
遺品整理業のノウハウを学べる
仕事の紹介を受けられる
利用者からの信頼を得られる
またこれらは、遺品整理士の年収をアップさせることにつながることもあるのです。それぞれのメリットを以下で見ていきましょう。
遺品整理業のノウハウを学べる
遺品整理士資格を取得するためには、弊協会にて業務上関係する法律や供養という視点で取り組む姿勢などを学ぶことになります。つまり資格認定までの間に、業界の知識を習得することができるのです。
また遺品整理士資格を取得すると弊協会に加盟していただけるようになるのですが、これによってセミナーや現場研修などを受けられるようになります。とくにこのことはこれから遺品整理業をはじめる、また開業するという場合には非常に大きなメリットとなるでしょう。
仕事の紹介を受けられる
遺品整理業をこれからはじめる、また開業するという場合には、資格取得においてもうひとつ大きなメリットがあります。それが、加盟した弊協会からある程度仕事の紹介を受けられるということ。
遺品整理業をスタートした直後というのは、なかなか集客にまで手が回らないこともあるでしょう。しかしそのような状況のなか、弊協会からの仕事受注におけるサポートを受けることができるのです。
利用者からの信頼獲得
遺品整理というのは、近年急速に需要が高まってきました。そのため、業界のルールなどの整備が追いついていないというのが現状です。このことから悪徳業者と呼ばれるようなところも登場してくるようになっています。
そこで弊協会が遺品整理士資格を設定したわけですが、これは利用者が業者を選ぶ際の判断材料、つまり優良業者であると認識する要素のひとつとなっているのです。つまり、この資格を持っていることで利用者からの信頼を得ることができるということ。
そしてこのことは、顧客を獲得しやすくなるという効果も期待できます。よって、資格を持っていることで遺品整理士としての年収にプラスの影響を与えてくれるのです。
4.遺品整理士の仕事内容
ここまでの内容では、遺品整理士の年収は比較的高いとご紹介してきました。なお、その理由は遺品整理士の仕事内容にあるのではないかと考える方も多いのではないでしょうか。
結論からいうと、確かに遺品整理士の仕事内容というのは大変なものであるといえます。では具体的に、遺品整理士の仕事内容にはどのようなことが含まれるのでしょうか。
主な仕事|仕分け・査定・搬出・清掃・処分・供養
まず遺品整理士の仕事内容としてあげられるのは、故人が残したものの仕分けです。何を残し何を不用品とするのか、ご遺族と相談をしながら遺品を分類していきます。
そして不用品に分類されたものは家や部屋から搬出して、実際に処分することになります。なおこれも遺品整理士の仕事内容のひとつとなるわけですが、ゴミの扱いは各自治体によって異なるため、この点には注意をしながらおこなわなければいけません。
また遺品の仕分けをしたなかで、利用者が売却を希望するものがある場合もあるでしょう。そのようなものに関しては、査定をして実際に買い取りをおこなうというケースもあります。
そして故人が住んでいた家や部屋をきれいに清掃することも、遺品整理士の仕事内容に含まれることが多いです。なおいずれのステップにおいても、遺品整理士は故人の残したものに対しては供養という視点でおこなうことが非常に大切となります。またこのことから、実際に遺品を供養したいという利用者の希望があればこれを手配することもあるのです。
3Kの面は否めない
前述の遺品整理士の基本的な仕事内容を見る限り、そこまで大変そうには感じないという方もいるかもしれませんね。しかし、遺品整理の現場というのは場合によっては想像を大きく超えてくることがあるのです。
その例としてあげられるのが、ゴミ屋敷と化している、また孤独死してしまったというケースなど。このような現場においては、いわゆる3K=臭い・汚い・きついということが当てはまることも珍しくはありません。
そのため、遺品整理士になろうと考えている方はこのような面があることもしっかりと頭に入れておく必要があります。
5.まとめ
遺品整理士の年収は、比較的高いといえます。また今後も遺品整理の需要が増加することが予想されることからも、将来性もあるといえるでしょう。なお遺品整理士になるためにはそもそも私たち遺品整理士認定協会にて資格を取得する必要があるため、目指すことを考えている方はまずはお問い合わせください。
また遺品整理士として働く上では、確かに給料の面だけ見ればよいといえるかもしません。しかしその仕事内容は、非常に大変となることも考えられます。そのため遺品整理士になることを考えている方は、この点もしっかりと頭に入れておくようにしましょう。
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